2002-05-23 第154回国会 参議院 文教科学委員会 第10号
また、教育委員会の立場では、社会人活用ということになりますと特別非常勤講師制度というのがあるわけでございますので、授与要件が限定され手続の比較的煩雑な特別免許状制度の活用には、社会人活用というものは特別非常勤講師制度を活用すれば足りるということで、特別免許状制度には消極的であるといったようなことも理由の一つかなというふうに感ずるわけでございます。
また、教育委員会の立場では、社会人活用ということになりますと特別非常勤講師制度というのがあるわけでございますので、授与要件が限定され手続の比較的煩雑な特別免許状制度の活用には、社会人活用というものは特別非常勤講師制度を活用すれば足りるということで、特別免許状制度には消極的であるといったようなことも理由の一つかなというふうに感ずるわけでございます。
○矢野政府参考人 中教審の答申の非常勤講師について特別免許状の活用を促進するというお話でございますけれども、この中教審の答申の趣旨は、現在、常勤の教員に対してのみ特別免許状が授与されている、現在の状況はそうであるけれども、学校教育における社会人活用の方策として、常勤の教員に対してのみの特別免許状の授与ではなくて、特別免許状を授与することによる非常勤講師としての活用も考えられるのではないか、そういう意味
学校教育における社会人活用につきましては一層推進することが望ましいわけでございまして、平成十年の免許法の改正におきまして、特別免許状制度につきまして対象教科の拡大、また有効期間の延長を行ったところでございます。
文部省といたしましては、今回の特別免許状制度の改善とあわせまして、さまざまな形で制度の周知徹底を図ることによりまして、社会人活用の促進を図ってまいる考えでございます。
また、文部省におきましても、そういった観点から、社会人活用のための特別非常勤講師などを中心といたしまして制度の隘路を埋めていくという観点から、現在、各都道府県に対して非常勤講師の補助制度ということをもちまして、学校現場でより弾力的な、機動的な教員の配置を行えるようにという政策もとっているところでございます。
当時、臨教審の答申を受けまして、例えば教育公務員特例法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案、いわゆる初任者研修制度を創設する法案でありますとか、あるいは教育職員免許法等の一部を改正する法律案ということで、免許状の種類、免許基準の見直しをいたしまして、社会人活用等のための免許制度の改善を図ったり、免許状の種類を専修免許状に直したりというようなさまざまな法案がございまして、審議
本案は、大学等における教員養成の充実及び学校での社会人活用の促進等を図ろうとするもので、その主な内容は、 第一に、教員免許状の取得に必要な科目について、教職に関する科目の履修の単位数を引き上げるとともに、専修免許状以外の免許状の取得についても選択履修方式を導入すること、 第二に、社会人を学校教育に活用するための制度について、特別非常勤講師及び特別免許状の適用対象を幼稚園以外のすべての学校に拡大するほか
また、使命感を持ち、子供の悩みを受けとめられる教員を養成するため、教員養成カリキュラムの改善や、学校における社会人活用の促進等を図るための関係法律の改正をお願いすることとしております。 幼児期の教育は人格形成の基礎となるものであり、幼稚園教育の充実を図るとともに、地域の実情に応じて幼稚園と保育所との連携が図られるよう取り組みを進めてまいります。
また、使命感を持ち、子供の悩みを受けとめられる教員を養成するため、教員養成カリキュラムの改善や、学校における社会人活用の促進等を図るための関係法律の改正をお願いすることとしております。 幼児期の教育は人格形成の基礎となるものであり、幼稚園教育の充実を図るとともに、地域の実情に応じて幼稚園と保育所との連携が図られるよう取り組みを進めてまいります。
委員会におきましては、専修免許状について新設の是非と処遇上の扱い、特別免許状や非常勤講師制度の運用方針等社会人活用のあり方、大学における教員養成の原則と開放制の原則の堅持の必要性、教員養成大学の整備充実策、その他、文部行政のあり方に関する諸問題について熱心な質疑が行われました。また、参考人の意見も聴取いたしましたが、これらの詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。
なお、学校現場においては、特別免許状制度の創設等社会人活用について一部に拒絶反応があるようですが、教員の資質、能力の向上は、学校現場の意向よりも、児童生徒という教育を受ける側の立場や利益に立って考えるべきものであります。
教職に関するさまざまな研修への自主的、主体的な参加だけでなく、こうした休暇を利用した社会体験の機会を設けることの方が、安易な社会人活用によって教員の専門職性強化との間に矛盾をつくるよりはベターではないかと考えております。また、この休暇を設けることは、教員がフレッシュな感性を取り戻すことにもつながるのではないかと考えております。
今回の法案は社会人活用に重要なねらいを置いています。しかし、社会人活用の観点から特別免許状、免許状を必要としない特別非常勤講師や、一年間の教職特別課程の制度を創設することは、その乱用の危険性及び教職の専門性とのかかわりで大きな問題を含むものであり、その導入には賛成しがたいのであります。
なお、今回の社会人活用については、特別免許状の授与要件を厳格に規定するなど、大学における養成の原則を踏まえ、それとの調和を図っているところであります。 我が国の教育が直面する厳しい状況を真剣に考えるならば、教育行政の果たすべき役割、責務にはまことに重大なものがあり、父母、国民の大きな期待を背負っているところであります。
○馬場委員 社会人の活用のための特別免許状や特別非常勤講師制度が設けられておるわけですが、これはもう簡単に原則だけ聞きますけれども、教員養成は大学で行うという原則の上に立ってこの社会人活用のための特別免許状とか特別非常勤講師を考えていく、そうしてその量についてはやはりそこにおる教職員とかあるいは地域社会が納得して、そういう非常勤講師ばかりたくさんになってきては困るわけですから、そういう教職員とか地域社会
次に、社会人活用と免許基準についてでございますが、今回の改正案では、免許基準の引き上げ等によりまして、養成教育において教員としての専門性の向上を図るとともに、特別免許状の創設等によりまして学校教育への社会人の活用を進めることとしておるわけであります。教職に広く人材を求めることは、教育界の活性化を促しますし、教員の資質能力の向上につながるものと考えておるわけでございます。